湯の瀬旅館

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湯の瀬旅館

湯の瀬温泉

極上の天然温泉湯の瀬の湯

毎分800リットルの湧出量を誇る
湯の瀬の湯は、加温、加水、
循環を一切行わない
天然温泉100パーセントの
源泉かけ流しの湯です。

弱アルカリ性単純泉は美肌効果も高く、
よい評判をいただいています。

大自然の中で、広々としたお湯に
たっぷりと浸かり、
心ゆくまでおくつろぎください。

効能

泉質
アルカリ性単純温泉
泉温
48.0度
 
適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、冷え性、くじき、慢性消化器病、痔疾、
病後回復期、疲労回復、健康増進
大露天風呂

大露天風呂

「よく泳げましたか」なんてお風呂に対して言うのは、ちょっと不思議ですよね。

奥行き約23メートル、幅約13メートル、水深1.2メートルと、プール並の広さがある大露天風呂だからこそ、お聞きしたくなるのです。

ただ広いだけでなく深さもあるため、立ち湯、歩行湯もでき、足腰のリハビリにも最適です。

大露天風呂 大露天風呂

内風呂から扉を開き、その先の暖簾をくぐると、露天風呂に繋がっております。

こちらは混浴となっておりますので、気になる女性のお客さまには、湯浴み着の貸出もございます。

源泉かけ流しで常に清潔のため、タオル着衣のお客さまもご入浴できます。

ご利用時間
15:00~21:00

内風呂

内風呂

大露天風呂に繋がる、24時間入浴可能な内風呂です。通常のお風呂のサイズなので、小さいお子様も安心してご入浴いただけます。

内湯

男女別の内湯がございます。温泉はすべて源泉かけ流しとなっており、24時間入浴可能です。

湯の瀬温泉誕生秘話

開業するまでの経緯や逸話を、当館の魅力とともに少しご紹介。

道に灯る明かりはランプのみ……昭和30年代初めまで営業していた一軒の旅館がなくなった後、五十川は湯が流れるままになっていたそうです。

『とある神経痛に悩む老人が、家人に背負われながら当地に訪れ、数日後には重い荷物を背負い清々しい気持ちでこの地を去っていった』

そんな言い伝えがあったことから、神経痛に効く温泉であると云われていたのです。また、古くから「湯野瀬」と呼ばれるこの地は、湯が出る場所として認知されていた土地でした。

神経痛に悩む老人

はじまり

はじまり

エピソード01

玄関を入ってすぐのロピーに、温泉を引いた泉水を泳ぐ錦鯉がおります。 きっかけとなったのが、この鯉でした。

当館がまだなかった頃、この辺りは桑畑でした。その地を地主から借り受けた先代が、錦鯉の養殖を始めたのです。

エピソード02

しかし、庄内は冬がとても厳しく、ほとんどの鯉が年を越せずに息絶えていきました。

「この鯉たちが、寒い冬を越せる方法はなにかないものか…」

頭を悩ませていた先代が出した答えが、温泉の流れる川に鯉を放ってみることでした。

エピソード03

おそるおそる鯉を1匹川へ入れると、活き活きと泳ぎ出しました。

「温泉は安定した水温…これを利用すれば、きっと養殖ができるようになる!」先代は思いつきました。

この出来事が大きなきっかけとなり、「湯野瀬の湯」に焦点を当てるようになったのです。

湯の瀬温泉誕生
koi
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湯の瀬温泉誕生

湯の瀬温泉誕生

エピソード01

先代の思考通り、錦鯉たちは湯野瀬の湯の中で無事に冬を越し、養殖も順調に進みました。

ある日、先代はふと、この地に古くからある言い伝えを思い出し、また考えます。

「この湯野瀬の温水で温泉を作り、人が入れるようにはならないか…」と。

家族の協力と先代の行動力もあり、なんとかここまで電気を引き、数年かかったものの、温泉旅館を始めることができたのです。

エピソード02

当時の温泉の温度は24度と低かったため、温泉として登録できる温度ではありましたが、加熱をして使用していました。

しかしながら、効能は充分あることが認められ、別館の増築や大露天風呂の新設など、手を掛けるほどに、たくさんの方から喜んでいただける温泉旅館として、発展を遂げました。

エピソード03

ですが、先代は満足してはいませんでした。

「これだけのお湯なのであれば、もっと深く掘れば、今よりも良い湯が出るはずだ」と考えたのです。

そうして意を決した先代は、源泉をさらに深く掘り進めることにしました。

エピソード04

「この地は、これ以上掘り進んでも今よりいい源泉はない。掘るだけ無駄になってしまう」

温泉に詳しい専門家の方からいただいた助言は、なんとも悲しいものでした。

しかしそこで挫折するような先代ではありませんでした。

エピソード05

「神様が決めたわけでもない、やってみないとわからない!」気持ちを強く持ち、より優れた温泉が出てくることを信じて掘り始めました。

もしも、専門家の方の言う通りだったとしたら……。

そんな一抹の不安がよぎる日々が続きます。なにせ、いままで掘り進めてきた苦労や時間の全てが、水の泡となってしまうのですから。

エピソード06

温泉採掘許可震度の限界、1,200メートルが目前となったある日……。

そう、忘れもしない、平成3年12月25日。

採掘深度1,050メートル、源泉名佐藤2号、湯温48度の源泉が湧き出たのです。ひたむきに頑張り、あきらめずに掘り続けた信念が、やっと報われた日でした。

湯の瀬旅館
湯の瀬旅館
湯の瀬旅館

そして、今…

湯の瀬旅館は、ありがたいことに多くの方からの笑顔とお喜びの声をいただいております。

中でも、二度三度と何度もお越しいただき「ただいま」の声を聞けること、当館での土産話をたくさんの方へしてくださっていること、そしてそれを聞いた方が訪れてくれることは、私たちにとって何よりの幸せです。

これからもたくさんの旅の思い出を作り、土産話をお持ち帰りいただけるよう、真心込めて皆さまをお迎えし、おもてなしいたします。

心から羽根を伸ばし、ゆっくりと時間を過ごせる……そんな旅館でありつづけるよう、これからも努力して参ります。

湯の瀬旅館

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